映画「アクアマン」を先日みた。
巷では、〈海の「バーフバリ」〉といわれているが、まさにその通りである。

王の座を争う兄弟、覚醒する王の素質。
身分平等をうたうが、王という存在へのあこがれや期待は人々に根強く残っている。選ばれた者で在りたいのだ。

アクアマンの場合は、それがアーサー王伝説をモチーフにしながら描かれていく。伝説のトライデントを探して冒険を繰り広げる。
もちろん、アクションもある。

映画の良し悪しは結局のところ、個人によるが、
良い映画にはパターンがあり、
期待通りか、衝撃をあたえるかのどちらかだろう。
(もちろん、これだけではない。たとえば、邦画に多いが、しみじみとするものも良い)

衝撃をあたえるものは、トリックが斬新であったり、観るものが騙されるものである。サスペンスやホラーに多い。

期待通りのものは、観客の望み通りに事がすすむものである。たとえば、前にもブログのどこかで述べたが、ディズニー映画がそうである。
他にそれが顕著なのは英雄ものだ。最後にバトルがあり、それに勝利する。このバトルは一対一であったり、合戦のようになることもある。

「ロードオブザリング」や「アバター」、「バーフバリ」、「レディープレーヤーワン」等々数えきれないほどの映画でこのパターンは使われている。
そして、アクアマンもまたこういった映画の一つである。

けして期待を裏切らない、濃厚な映画であった。